千葉県中小企業レスキュー 代表の野呂の再生日記

千葉県の中小企業の事業再生を展開している野呂社長のブログです

社長のトリセツ~安心感を抜け出してパニックゾーンへようこそ

 自宅ベランダからの桜です。満開だ、近くの桜祭りも大盛況のようで人でごった返している。残念なのはこの冬、絶対に風邪をひくまいと手洗いとうがいを徹底して過ごしてきたのに昨晩に油断して毛布一枚で寝たら風邪をひいたことだ。

毎年恒例、3月の終わりに風邪をもらう笑。また今年もやってしまった。

昨日は支援先の会計作業で神田小川町を訪れた。資金繰り状態が悪く、振り込み作業も少ない中でこの番組制作会社のスタッフ一人一人が初夏あたりのオンエアのために必死に頑張っている。この会社はついている。

もう厳しいかな?と思うと実力があるだけに次のオンエアが急に決まる。 まだまだいける!!

 普通に飯を食っていける給与やギャラをもらっている人の欠点は何か? 先日に某サービサーの重役さんと今後の計画のために食事をしている時に聞かれました。

よく自己啓発の本などに書かれていることです。

ストレスゼロに近い生活と普通にしていても金が入ってくる制度が発展を無くす、こういった結論ですかね?

その通り!重役さんは首を縦に大きく振った。 

上場企業や有名企業でも長年勤めているとこういった社員が多くなるみたいだ。やらなくても定額が支給される制度に、誰だって憧れるし四六時中、気を張っているのも疲れる。

重役さんはこう私に話してくれた。


野呂社長は考え方がアグレッシブだし、何があっても動じるタマじゃないから心配してないけどさ、
世間は違う。
誰だって挑戦する力が徐々に無くなって、そのうちベルトコンベアーに乗せられた安いパンのようになる。

なんとも恐怖感が湧いてくる言葉だ。

起業している人間はたとえ70代になろうと、常にこれでいいのか?をテーマに生きる必要があるともお話しいただいた。

その通りだ。敵は己であり他人じゃない。己を克服することがこの世で一番難しく、達成できることがほぼ無理なことであろう。

満足感に浸ってそのまま歩くのであれば誰だってできるのだ。

新卒で不動産会社に入社した時は最初の2か月はパニックだった。一年前に入社した先輩が神様に見えた。

そのパニックゾーンの克服した結果が今の自分だ。


毎日パニックだと大変だろうけど、常にパニックゾーンに入る勇気とタイミングを狙っている人が本当のビジネスマンだろうと推測される。

4月に入る。去年までの満足感たっぷりの毎日はちょっと卒業しようかな。

 

代表取締役 野呂一哉

社長のトリセツ~何があっても明るく生きるには

お金があることが人間の幸せか? 私はイエスだと思う。

お金が無くて、毎日お金を恋しく思うことは不幸せか? 私はイエスだと思う。

明日食べる米が無くて、自殺しようと思う人間をどう思うか? 私は自業自得だと思う。


どこに人間の幸せがあるか? 人それぞれだと私は思う。


例え明日死ぬとわかっていても、やり直せることはできるし。世間の目なんて何の指標にもならんし。


今日も、明日も、明後日も、順調に問題だらけ。これからも、新たな苦労が次々に生れてくるでしょう。
 これは、北海道の浦河で精神障碍者たちの支援にあたる元看護師の向谷地(むかいやち)悦子さんの言葉だ。問題が出ても動じないのは、彼らと、苦労や弱さを取り除くのではなく共有し、「大切な苦労」の主役となって、自分で自分を助ける手だても講じられるようになったからだという。(『行き詰まりの先にあるもの』より、「折々のことば」朝日新聞2月7日)
 
 つらいことに直面したとき、自分などが想像できないほどつらい体験をくぐり抜けてきた人の言葉から学ぶことは多い。
 以前このブログで紹介した鴫原(しぎはら)良友さん。3.11後の原発事故で行政や東電から翻弄された福島県飯舘村の中でも最も放射線量の高い「帰還困難区域」長泥(ながどろ)地区の区長である。住民は土地も仕事も失い、家族は離散し、高齢者は仮説住宅に引きこもって精神を病むという状態に陥り、鴫原さんは住民と行政の間に入って、何度も死にたくなるような苦しみを味わってきた。
 鴫原さんは私たちに生きる姿勢をこう語った。
《「忙しくてどうしようもない」「金がなくて困った」「仕事がうまくいかない」、こういうのが最高の幸せですよ。毎日、働いて生きるのがいいのです。みなさん、今の暮らしを大事にしてください。》
 さらに、
《辛いこと、嫌なことがやってくると、「それきた」と喜ぶようにしている。これも試練だろうと前向きに考える。》という。

生きることは辛いことが99%、残りの1パーセントを頼りに生きてください。それが人生です。

私の母親が亡くなる2日前に私にショートメールで送ってくれた最後の言葉です。

今、その通りだと実感します。

 

今日はこの辺で  代表取締役 野呂一哉

社長のトリセツ~すべてにおいてポジティブに

それにしてもこの一か月で数多くの人間に会った、同窓会に始まり結婚式、お葬式に妹の第一子誕生もあって新しい命にも出会い、その赤ちゃんを見に来る親戚連中にも久々に会った。

ちょっと戸惑うくらいの人数。

近々で私の身に何か起こるのではと警戒してしてしまう。笑、

住んでいるマンションのエレベーター交換工事が終わってようやく叔母の家に預けていた祖母ちゃんを迎えに茅ヶ崎まで親父と二人で足を延ばす。
先週の親戚の死からもう10日も経過した、早いものです。

自殺なのか、事故なのかはっきりしたことはわからないが、こういった事件の後にはいろいろと尾ひれが付いて情報が錯綜してしまう。
会社を辞めたいと呟いていたことや、3月に辞令がでて転勤が決まっていたことを教えられると、考えが左右に動く。

もう会えないのが残念であり、告別式が終わってから叔父さんの様子が一変して変わってしまったことが心配だ。陽気に飲みながら元気よく話していたころの叔父に早く戻ってもらいたい。

私も私で、この春からは物件集めと新たな中小企業との出会いのためにネット制作の打ち合わせと既存の顧客のフォローで忙しくなる。

感情の起伏が激しく難しい出来事が重なって、もうちょっと休みたいのだけれども今年は準備の年と言い切ってしまったので結果を含め有言実行で進む。

全てにおいてポジティブに。 この世で一番残酷な言葉かもしれないが若くして亡くなった兄貴のため、生まれてきた妹の息子のため、息子がなくなって気落ちしている人たちのため、私は私に今できることの限界を超える。

それしかないんですよね。生きるって。


今日はこの辺で  代表取締役 野呂一哉

社長のトリセツ~絶対に無理だと思った事が私の仕事になる

五月並みの気温となりそうだ、それにしても暖かい。私のマンションのエレベーター交換工事が今日やっと終了する。おかげさまで階段で9階にあがることも慣れてきた。

袴姿の卒業生に交じって必死に就職活動をする学生の姿も目立ってきている。皆、必死そうに電車を乗り継いで目的先に向けて足早に歩く姿はかっこいいものだ。

私の会社の近くにも大手企業の本社がたくさんある。毎年最終面接の時期になると面接がうまくいかなかった女子学生が涙ながらに誰かと携帯で泣きじゃくる様子が見受けられる。

これだけの大手企業を受けるのだから有名大学の学生さんだと思うが、これもこれで風物詩となっている。
入社するのも大変、入社してからも大変、就職活動って人生のスタートを切れるかどうかの重要な儀式にも思える。

昨日は今月4回目の不動産決済(買主さんへの所有権移転)があった。天気のいい日に不動産決済はなんとも清々しく、気持ちがよいものだ。いい取引だった、娘さんがご両親のためにローンを組んでマンションを購入されたこの取引、非常に流れもよく久々に債権者が銀行に来ない平和な取引でした笑

私も新卒で大手の不動産仲介会社に入社し、最初は右も左もわからなくて4か月前に入社した中途の社員が神様に思えた。慣れって怖いもので、いつのまにか不動産仲介業にどっぷりと浸かった。

最初は地獄で何もわからず契約でも決済でも何度か体がフリーズしたことがある笑

不動産の仲介のいいところは、まず飽きないこと。エリア内の物件は例え同じマンションでも号室が違うと別物に見えるし、土地や戸建て、収益物件を取引すると毎回新しい発見がある。

その反面、責任は重大で不動産調査の段階から緊張しまくりだ、これは今でも役所調査に行くときでもほどよく緊張する。

不動産調査を制する者が不動産仲介を制する。もちろん客付して契約しないと数字は上がらないけれども、調査が完璧にできているから客付にも更にいっそう力を入れることができるのだ。

準備がしっかりしていて初めてその上に数字が乗っかる。そんな仕事です。 だから契約をするころってのは各営業さんの中では業務の中盤から終盤くらいのイメージです。

惰性でやれるような業務は仕事とは言わない。これはどの仕事にも共通して言えることだと思います。

ダメな就職サイトなどで紹介されている企業の社員さんの一日の流れが紹介されているときがある。一日の最初の仕事をメールチェックと書いているバカが多いこと。

その時点で君は負け組決定。

仕事はなんでもいいのだ、ただ惰性で生きるのは止めよう。せっかく人間として生まれてきたのだから。


今日はこの辺で  代表取締役 野呂一哉

社長のトリセツ~生と死、四十にして人の絆を知る

お彼岸です。朝から先祖の墓と母方の祖母ちゃんの兄弟の墓参りに行かせてもらいました。なんとも暖かく、若干伸びてきた草取りに春を感じる。朝から市営霊園は車で大混雑だ。

この10日間で妹の第一子の誕生と私のいっこ上の親戚の通夜と葬式、その亡くなった親戚の妹の挙式と・・・・
人生で一番感情の起伏が激しい時を過ごした。

妹の挙式の前日に亡くなってしまった兄貴の葬式がこの木金で執り行われた。どういった感覚で弔問すればよいのか。奥さんと中学生になる息子と小学生の女の子を置いて天国へ旅立った。

朝まで呑んで酔っ払ってホームから落ちてしまったところに回送電車が入ってきてしまった。体はボロボロだ。

41年間自分を支えてきた両足は無い。  なんとも痛々しく、残念だ。 こういった朝まで呑んでしまう習慣は前々からあったらしい。

連絡を取り合う中ではなかったけれど、自宅のアルバムを見るとこいつと二人で写っている幼少期の写真の量に驚かされる。

息子さんと娘さんは気丈であり、泣くことはなかった。


正直、亡くなった男の母親を自分自身が遠ざけていた感はある。気が強く思ったことをズケズケとモノ言う性格は私の母親も嫌いだった。それと同時に私も嫌いになり、母親が病気で死んだのもこの女のせいだと考えていた。

蛇年のてんびん座である私は執念深く、時としてその天秤が完全にバランスを崩す時がある。

3月9日に亡くなり、その日の朝は亡くなった男の母親への憎しみで目が覚めた。なんでだろうか?

朝っぱらからこの人の顔が頭に浮かぶ。

いつだったろうか、実家に帰るとこの人が遊びに来ていて、間一髪私に「ごめんなさい、あなたが食べるようなものは何もないの」との一言に完全に怒りが頂点に達した。

自分の弟の息子である俺にそんなことを言うか?

そんなつもりはなかったのだと信じたいが、その言葉に俺は完全にブちぎれた。

私がかなり神経質になりすぎていた感があったのかも。 その数時間後に叔母から電話が入り、息子さんの死を知る。 息子である男が水に流してくれと最後のお願いに来てくれたことにしてしまおう。

もういい。 くだらない拘りは身を縮めるだけだ。 嫌いな親戚については会わなければ会わないほどに蟠りが生まれる。微妙に冠婚葬祭だけ付き合うならば、すべて付き合うか又は完全に断ち切ることだ。

微妙なポジションが身を亡ぼす。

亡くなった男の実家に二泊させてもらった。手厚いもてなしを受けた、もうそれでいいと思った。
私の母親も天国で許してくれている。

正直、母方の親戚としか付き合ってこなかった。それは間違いだと今、気づく。知る。感じる。


一生付き合うのならば、やはり定期的に合わないとバランスが崩れる。それも四十にして初めて知る。

遅すぎたか、恥ずかしながら人の絆と温もりを知った二日間だった。

人生観がこうやって変わった。残念なのはあいつがもうこの世にいないことだ。 

今日はこの辺で

代表取締役 野呂一哉

社長のトリセツ~お前の魂と一緒に生きよう

昨日、ブログが夕方になっても更新されないので支援先の社長や知人から電話が鳴りやまなかった。

恐れ入ります。親戚の結婚式だったもので。親父側の親戚の結婚式だった。茅ヶ崎の。

挙式は江の島の真ん前のすてきなイタリアンレストラン。飲んで飲んで飲んで、濁声あげてバカ騒ぎしようと企んでいたが、訃報が入ったのが前日の金曜の午前中。

親戚の叔母ちゃんからだった。結婚式を挙げる妹の兄貴が電車に引かれて亡くなった。

歳は私のいっこ上。

挙式は中止にしまいと妹には伏せて挙式を迎えた。 あいつがいればどれだけ濁声上げれただろうか。

親戚のお姉さんと涙を流しながらビールを飲んだ。飲んでも飲んでも酔いません。


栄転が決まって同僚と夜まで飲んで、それでも飲み足らず朝まで一人で飲んだらしい。嬉しかったのか、カミさんと子供と単身赴任になることを寂しく思ったのか。

一人で飲んで、朝5時代の列車にひかれた。 即死だ。

酔いすぎてホームに転落、回送列車に跳ねられた。


妹の結婚式の前日に列車に引かれて即死する兄貴がどこにいる?


最初は自殺だと誰もが思うが、事故らしい。 栄転が決まって妹の挙式の前日で飲み足りなかったのだろう。


私の母親の通夜にも葬式にも参列してくれた。通夜の夜に俺と一緒に朝まで飲んでくれた。
妹の挙式で俺以上に喜んでくれた。

来週に通夜と告別式が執り行われる。 中学生と小学生の子供を残して死ぬんじゃない!


今日、遺体が実家に運ばれた。 皆、号泣だ。


お前の親父がお前に放った言葉を俺は忘れない。 最初で最後、おおバカヤローになったと。

うちの親父も号泣だ。

安らかに眠れとは言わない、とっとと生き返って家族を助けろ。

 以上  


ありがとうな泰一。ちょっと気持ち高ぶって悪さしたか? 母親が泣いてたぞ、遺体が帰って来てくれただけでうれしいと。

俺もお前と一緒に生きる決意をしたよ。 


今日はこの辺で  代表取締役 野呂一哉

社長のトリセツ~自分は自分を失うために生きているんじゃない

それにしても、昨日で真冬が終わった。今日は冬の嵐で、天手古舞だ。 それにしても大口のビッググロスを狙う不動産業者がどうやら動き出したらしい。

なんてったってオリンピック後に不況になりますというのは素人さんなら誰でもわかる証拠のない定説。だからプロはオリンピック前に動くというのだ。

昨日は前職の私の師匠と誰もが知る不動産業者の社長さん、役員さんとで食事をとらせていただいた。オリンピック前に仕掛けようと心躍らせる本物のプロたちだ。

ビッグな人間って何か違う。完全に未来の話しかしない。会社の愚痴や雇っている社員さんの愚痴なども一切ない。俺もこういう風にならないと取り残されると痛感したし悔しかった。

この方たちの運営する不動産サイトは毎日100マンを超えるアクセスがあるとのこと。そりゃ儲かるし、愚痴など言わずに生きていけるわけだ。

せこくないし、ヨドバシで買い物した際に人のポイントを奪うこともない笑。 お金の使い方や食事の作法も綺麗だ。下手に学歴をひけらかす訳でもなく、自分の持っているものを自慢することもない。

同じ40代だが完全に昨日は負けた。 負けた負けた。

駆け引きをするわけでもなく、腹の中を話しているように思う。 但し、ビジネスの話になると眼光するどい。

アンテナが高い証拠だ。 今年から東京オリンピックまでこの4人で仕掛けることを約束し、昨日の晩餐を終えた。 それにしても負けたよ。

やはりこれだ!と思ったことを形にするって難しいが実際にいるものだ。イメージを形にしてビジネスとして成立させる。これは容易なことじゃない。だけど実現している人がいる。

私の2018年は頭の中にあるイメージをどうやって形にするかで終わると考えている。その先のビジネスとして成立させるは自信があるのだ。

形にすることが一番難しい。 でも、あのライバル業者を出し抜いて買収するには今年やるしかないのだ。

やるなら今しかねえ。


野呂ホールディングス誕生となる元年だ。 規定量が決まっている分母を取り合う輩に興味はない。

分母は奪うのではなくて増やすものだ。 


今日はこの辺で  代表取締役 野呂一哉