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事業再生コンサルタント野呂社長のブログ

全国の中小企業の事業再生を展開している野呂社長のブログです

思い悩んだら、相談しましょう。違う考え方と、方法があるかもしれません。

思い悩んだら、相談しましょう。違う考え方と、方法があるかもしれません。

 

当社とコンサルタント契約を結び、会社の再建に取り掛かると、今まで常識だと思っていた事が、質的な視点に立つ事で、思い込みであった事に気付く機会がある。というお話を聞きます。

 

例えば、仕事はあるものの、支払いが厳しくなり、来月支払えないという場面。

 

常識からすれば、約束していたお金は払わなければなりません。払わない事は悪であり、支払えないような会社は、存在意義すらない。とまで言われる方がいます。そこまではなくても『悪い』とは思うでしょう。それは、その通りでしょう。私達もそこまでは同じ感覚と常識は持ち合わせてます。

 

問題なのは、その先の行動です。支払えない場面に直面して、あなたならどうしますか?1番多く、そして、1番最悪な方法、そして1番取りやすい行動は、『その場から逃げる』事です。銀行であれ、取引先であれ支払先からの電話に出ない。訪問して来ても顔を合わせないようにする。逃げても何も解決しません。

 

2番目は、『嘘をつく』です。支払い目途が立たないのに、言い訳を見つけて嘘をついてしまう。嘘はばれます。これも、何の解決にもなりません。

 

3番目は『借りる』です。高金利な所でとりあえず埋め合わせるために借りてしまう。または、絶対に迷惑をかけられない親類・知人・友人に借りてしまう。支払い目途立たない中で、とりあえず借りてくるは、被害の拡大にしかなりません。

 

私達は、まず、支払えない先に『説明する』事を最優先に行動して行く事をお奨めします。支払いを待つ先方には、どういった事情で支払えないのか?いつだったら支払えるのか?をちゃんと伝える必要が絶対にあると思っています。

 

逆の立場になって考えれば、そうして貰いたいと思いませんか?支払いをして貰えない上に説明もないのであれば、その関係は途絶えるだけでなく、争いまで生じる可能性があります。まずは、『支払えない代わりに説明義務を果たす』事が必要でしょう。

 

そして、その後誠実に対応する。この初期アクションが出来ないと、更に事態が悪くなって行く傾向があります。1番の『逃げる』2番の『嘘をつく』のアクションしか頭になければ、その場を逃げても解決はしないですから、精神的に滅入って行く、その先に命を落とすという最悪の選択をしてしまう人もいます。

 

 

支払い先の人は、お金は払って貰いたいが、あなたの精神状態を滅入らせたり、命を落として責任をとって欲しいとは本気では思っていないはずです。怒ってはいるでしょうけど。

 

支払い先の人は、『払って欲しい』だけです。いつ、どんな状況になれば支払えると説明する。若しくは、もう支払い見込みがないのだとしても、事情を話して支払い目途が立たないと説明する必要があるはずです。

 

3番の『借りる』のアクションを起こしてしますと、その返済の目途が確実についていない限り、債権者を1人増やす事にしかなりません。高金利で借りてしまえば、その支払いの為にさらに自らが苦しくなる。親類・友人・知人だと、返済出来なければ恨みになります。

 

支払先から、「どこからか借りてきてでも払え」と言われたとしても、収入の中から、支払いのスケジュールを話し、協力を得られるようにお願いするべきだと思っています。金融機関は、どこからか借りて返せなんて言わないと思いますし、言ったとしたら大問題です。金融庁に相談を入れましょう。

 

資金繰りが厳しくなり、支払いが出来ないと、焦るし、怖くなります。しかし、逃げたり、安易に計画なく借り入れを増やしては自らを苦しめるだけでなく、より多くの人に、先々に迷惑をかける事になります。

 

この場面で、一か月支払いを延ばして貰ったとすると、あなたは、その人から一か月無利子で融資を受けた事になります。そうなんです。その人の協力を得るというのは、言い換えればお金をその人から借りたという事です。

 

何が言いたいかと言うと、資金不足の時の資金調達先は、その支払い先が最も好条件で友好的資金調達先になるという事です。

 

その人に迷惑をかけたくないとお思いになるなら、その人にこれ以上の迷惑をかけない為にも、事情を説明し、どうしたら支払えるかを説明して、待って貰う事を優先的に考えて欲しいという事です。

 

具体的な話でいえば、その支払い先が金融機関への返済であれば、待って貰う事は可能でも、その後の新しい融資は出ないという覚悟が必要です。

 

大抵は、その場面まで来ると、支払いを滞らせなかったとしても、新しい資金の調達は難しくなっています。ならば、考え方を変えてみてはいかがでしょうか。

 

その支払先が仕入れ先だとすると、もう仕入れをさせてもらえないのではないかとなります。出来れば最後の最後まで、事業継続の為にも仕入れ先に支払いを滞らせてはいけません。

 

しかし、やむを得ない時には、自分の事業を抜本的に見直し、縮小して体制を整える中で、現金での仕入れなら可能なのかなど、取引継続の道を探るのです。中には、現金取引にはなったが、原価が下がって利益が増えたなんていうところもあります。

 

諦めてはいけません。まだまだ、厳しい経営をされている方も多いと思います。ご相談お待ちしております

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