千葉県中小企業レスキュー 代表の野呂の再生日記

千葉県の中小企業の事業再生を展開している野呂社長のブログです

終わるシンボルと始まる小さな芽~新しい変化への適応

千葉市在住の私にとっては去年から先週までで2つの町のシンボルを失った。千葉市の方でないとなかなか理解できない文面となりますが・・・去年の11月末に千葉PARCOが閉店、東京オリンピックの年には複合型商業施設ができるとすぐに報道がされたので、気持ちはちょっと落ち着いたまま年末年始を過ごせた。
 
 
今週の月曜日の祝日には千葉三越が33年の歴史に終止符を打った、閉店が報道されてから連日に渡り閉店セールへ向かうお客さんとその車でそれはそれは大混雑の数か月だったと感じる。
 
 
私の自宅はJR千葉駅からおおよそ15分程度の場所で、朝だけバスに乗る。毎朝、三越の駐車場や店舗の出入り口は開店前から行列だった。最後の営業の日、親戚が正社員として25年も勤務しているので最後の雄姿を見ようと親戚一同が店舗へ終結した。(退職する訳じゃないですけど笑)
 
 
 
まあ最終営業日の大混雑といったらそれはそれは大変です。夕方の18:00に食品売り場へ着いたけれども、魚も肉も果物もソールドアウト、お勤め品として値下げされた一人前の握り寿司を手に取ってレジに並んでいる方が多いのが滑稽だった。笑。まだまだ日本の景気はよくない。
 
 
親戚のお兄ちゃんは銀座の三越へ鞍替えするようだ、栄転と捉えてがんばって頂きたい、ただお兄ちゃんも千葉市民だったから人生初めての登り通勤となる笑。
 
 
千葉三越にて最後の買い物を楽しむお客さんの様子として翌日の朝日新聞デジタルさんの掲載写真にまんまと私が映し出されてしまった笑。私が有終の美を飾ってどうするんだ?(嬉) 朝から親戚連中から電話やLINEがバンバンかかってきて、何事かと思いきや。
さすが持ってる社長は違う!
 
 
 
新生活が始まるこの時期、今までの慣れた生活から強制的に新しいステージへ立つ方が多いことだろう。小学校、中学高校、専門学校、大学そして就職と。私も高校入学までは何人かの同級生と一緒だったので気軽だった、緊張したのは大学の時だった。知り合いが誰もいない中へ一人で突っ込んでいくあのワクワク感と恐怖感。
 
 
 
数日で全て解放されてしまったけれど、就職のときも同じであり、あれが人間を強くし人格を形成するのかなとも思う。いつも通りの自分で突っ込んでいけばいいのだ。
 
私も決して初めて会った方とすぐに打ち解けられるタイプではない。ビジネスの時には違うスイッチが入っており、どちらかといえば新規面談などで訪ねてくれる方が多いこともあり気持ちが楽でこちらとしても相手のお話を全部伺わないと仕事にならない。そんな状況が逆にリラックスさせてくれるのかも。
 
 
 
逆に飲み屋などで常連さんの友人を紹介されても意外と私はブスッとしているようだ・・・・行きつけ居酒屋のマスター談。こういうところで友人を作るともっともっとプライベートでの人脈が広がるのかもしれない。居酒屋でなくてもいいけれども、今年はビジネス以外での友人知人と巡り合いたいなと思います。
 
 
 
普段私は小学校~大学、過去に勤務歴のある会社、当時の業者さんや今の会社のスタッフと業者さんなど万弁なく連絡を取り合って、たまには食事に行き、酒を飲み、生活をすることが多い。結果的には同じコミュニティで連合した経緯のある方との付き合いだ。同じコミュニティで過ごした仲間とビジネス上で知り合った人との交流しかない。これはこれで残念だ。
 
 
 
私も歳かな、最近はもっと若いころにあれをやっていればよかったとか、なぜあの時行動に移さなかったのかと夢の中で悔やんでいるもう一人の自分の夢をよく見るようになった。変なこだわりは身を縮めるだけだと今更ながらに思う。後悔はしていないが、やらなかった悔しさがこの年になって2つ、3つ。その反動が今、この事業再生のコンサルタントとしての仕事に向けられているのかもしれない。好きな仕事で独立できたことが一番の幸せだ。
 
 
 
新しい生活に切り替わり、あれ?と思うことがあるかもしれない。今までの友人作り手法が最初から滅茶に滅茶に破壊されるときがあるかもしれない。私も経験者だ。
ただ、それだけの人種のるつぼの世界に飛び込んだのだと自分で自分を褒めてやってほしい。気取る必要はない、いつもどおりでいい。
 
そのフィールドを制覇してもらいたいものだ。 今日はこの辺で。
 
代表取締役 野呂一哉

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