千葉県中小企業レスキュー 代表の野呂の再生日記

千葉県の中小企業の事業再生を展開している野呂社長のブログです

社長のトリセツ~気づかないことが一番恐ろしい

社長のトリセツ~気づかないことが一番恐ろしい

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初夏に入る。自宅前の公園から眺める新緑も力強くなり、桜とはまた違った季節の訪れを教えてくれる。
3月に生まれた甥っ子も動きが力強くなったと妹からLINEが入った。

うちの親父も孫のために小さい鯉のぼりをAMAZONさんで買っていたものが昨日ようやく届いた。

私は私で夏までに裁かなくてはいけない不動産案件が後を絶たず、本当に忙しくさせていただいている。それにもまして、大型案件がかなり多く、四方八方の人脈を生かしていかないと捌ききれない。

本当に幸せでありハッピーだ。

ここのところ私の事業再生案件としては番組制作会社の会計担当、叔母から紹介された静岡県のコピーリース会社の再生案件、都内の外車販売会社の再生案件と・・・・・・これに不動産案件が加わり社長とは程遠い兵隊アリ状態での毎日を過ごす。

これが私が求めていた現場の社長です笑

私が担当している中小企業さんで資金繰りが安定している会社さんは一つもない。桜の時期が過ぎたころからなぜか厳しくなってきた。それぞれ業界は違うのだけれども。

リスケ状態だから新たな融資は難しいし、私が泥臭く作成している日繰り資金繰り表でなんとか凌いで、社長さん以下幹部の皆さんは売上を保つことに没頭する。 資金繰りが厳しくなった中小企業への最大の特効薬だ。 うん、これしかないのだ。

気づかないことが恐ろしい、返す宛もなく決算書だけで一年後返済の手形融資や証貸で見合い融資を受けること。融資してもらったお金はどんどん減るばかりで大型入金の予定もない。

気づかないことが恐ろしい、社長さん以下社員さん含め、事業再生に向けてスタートすら切れていないことに気付かない。

気づかないことが恐ろしい、小さな芸術に感動する心が停止している。

気づかないことが恐ろしい、一番近くに居る人のありがたみに気付かない。

四流の精神では気づくことすらできない。

慈悲こそ事業再生の真髄である。


今日はこの辺で  代表取締役 野呂一哉