事業再生コンサルタント野呂社長のブログ

全国の中小企業の事業再生を展開している野呂社長のブログです

社長のトリセツ~困難の中に機会あり、逃げ場所無い覚悟が背中を押す

おはようございます。昨日は叔母に紹介された山梨県の企業へ新規面談で出向いた。

天気が良く、絶好のドライブで千葉市から2時間程度で到着。農機具のリース会社であり、
この数年間に報酬源泉をきちんと納めておらず、税務調査で追徴課税がされこのタイミングで銀行からの融資がストップした模様だ。

なるほど、こういう突かれ方は痛い。源泉所得税については基本的には支払って税額が税務署にわかる種類のモノなので、
資金繰りが悪い企業からすれば一番溜めてしまいやすいもの。
しかしながら決算すれば全ては税務署に把握されてしまうものなので、サイトを順守した納税は絶対である。
問題なのはこの先であり、どうやって進行期分も含めて溜めずに払っていくかである。新たに預かった源泉と滞納してしまっていた源泉の納税。これはこれでなかなか骨折れるし対応間違えばすべて差押だ。

まずここまで至ってしまった事を反省する事。誰だってそうだ、
資金繰り確保の為にどうしたって期限内に払えない時がある。法人でも個人でも同じだ。
問題はその先であって、一度の滞納が5度、6度と重なっていくのが関の山。
これが雪だるま式になって、気づけば何回滞納したかまで覚えていなくなる。ここまでいったらOUT。
絶対にやってはいけません。

一回滞納した分は遅くても次の支払いとセットで払いきることを前提に資金繰りを組むこと。今日はこれだけ覚えていただければ結構です。
これをやらないと、当然に資金繰りが楽になったと勘違いして別の支払いに充ててしまうのです、人間て笑。
可能であればこういった資金繰りを一枚の管理帳で仕切るのが望ましいです。売掛や買掛、未払 給与などそれぞれ帳簿を用意している会社さんが多いですが、資金繰りは細かくすればするほどファイルが増える傾向にあります。
ただその紙の各帳簿は作って印刷してファイルに綴じる作業が必要となる。無駄とは言わないが結構これって経理さん大変なんですよね。私も頭が老化しないように支援先企業で経理を週2回ほど担当していますが各帳簿は最小限に抑える工夫をしている。
社保や労働保険関連は残念ながら一冊ずつ、これは仕方がない。派遣業をやっている企業さんなので報告書や36協定関連で一冊。
請求書ファイルがエビデンス保存の為に一冊。 各種契約書を綴じるためのモノ、あとのファイルは何もありません。

意外とファイルに綴じたものって使用頻度が少ない傾向にありますよね。いざっという時には確認の為に必要ですが買掛帳や未払金の管理、売掛帳などはそろそろ必要ないかもしれません。

本気で大事なのは経理さんが資金繰りを組みやすいように、全てを集約してできれば1つで管理する事。
修正が容易にできるようにパソコンでバックアップを別で取りながら作業することが望ましいです。
お金の流れだけを管理すれば資金繰りはそれほど難しいことではないです。

こういった管理を毎月徹底することによって税金の納税計画も事前にたてることが出来ますし、急に慌てない地に足ついた資金繰りが
常態化する数字に強い企業になります。

企業の資金繰り悪化の問題は経理さんだって社長さんだって現実を見たくないことの代名詞的な存在です。
放っておけば楽だが100%悪くなる。
だから正面から見つめなおして、もう一回組みなおしましょう。

代表取締役 野呂一哉