社長のトリセツ~敗北から始める諦めない人生
いよいよ西日本も梅雨明けとなり、大惨事となっている地域の皆さんに弱り目に祟り目となった。
私を含んで関東の人間kら見れば対岸の火事である。本当に無力だ。
3.11の被災者の方で、我々が大変なときに多くの関西の方々が助けて下さったと新聞記事で拝見した。
阪神で大惨事があって、3.11があって、熊本地震があって各種大雨の被害で、
今度はいよいよ東京の番だと考えてもおかしくはない。
この西日本の災害で、実際に被害にあわれた方のコメントを現地のリポーターが読み上げていた。
「骨折れずにがんばろうと思うが、さすがに今回は骨が折れました。」
こういう時に諦めずにがんばってくださいと言う言葉は届かないと 持論
次はだれかの番、今回はたまたま我々の番だと念じるしかない。
いずれは私が住む千葉市だって大災害となろう。
それにしても阪神大震災や3.11並みの避難者がいることに驚くばかりです。
一日でも早く物流の復活を願うばかりです。
この土曜日に叔母の紹介で小田原の会社さんと新規面談を行った。
資金繰りの悪化が自分の責任であると攻める社長さんに、下を俯いたままの経理担当の奥様。
気持ちだけでいいです。 それよりも早く金融機関対策と税金対策、
何よりも急がねばならないのは日々の資金繰り対応です。
しばらくは千葉から小田原までの行き来が必須だが、
売上が下がっている訳ではないので大丈夫だろう。
助成金も利用して設備投資の足しにすることも必須。
未払金や買掛金や返済を期限内に実行することは必要なことです。
誰だって期限内に支払ってすっきりしたい。しかしながらそれを払うと次の入金までの一カ月が回らなくなる時って
中小企業だとよくあるのです。
この辺のバランスを保つ作業が日々の資金繰り。
いたずらに支払を遅らせるのではなくて、すべて社長さんの方から事前に連絡を入れて誠意を持って了解を得る。
これが大事です。
ここへ来て私が秋葉原でやっている会社の支援先は非常に景気が悪く、
今までで一番といってもおかしくない。業種問わずだ。
中小企業はいつだって資金繰り難が背中合わせだ。背中合わせだからこそ、
背中のモンスターが叫び始めた時に動いたのでは遅いのです。
叫び始めるかなあ?と三か月前に気づいてあげる事、これが資金繰りのヒントです。
小田原の会社さんは自社工場や社員寮、社長さんの自宅など複数の不動産を所有する企業です。
やり方間違えれば全て吹っ飛びます。事業再生をお願いするコンサルタント会社を間違えれば不動産だけ売られて終わりです。
本当に不動産を売却しなければならないタイミングなのかをまず見極める。
事業で使用している工場は仮に所有者を変えて借りるとしたら月の賃料は想定いくらか
社員さんたちに自力でアパートなどを借りる資力があるか。会社負担賃料はどこまで伸ばせるか
金融機関はどこまで協力的か。
忙しく暑い、小田原での夏になりそうだ
今日はこの辺で 代表取締役 野呂一哉