千葉県中小企業レスキュー 代表の野呂の再生日記

千葉県の中小企業の事業再生を展開している野呂社長のブログです

社長のトリセツ~誰の背中を見てどう感じて、どう気づくか

秋深まり、夕方の公園にそそがれる西陽の澄んだオレンジ色が本当にきれいだ。部屋に入る西陽も暖かい。今年は塩害で紅葉が心配されているが自宅前の公園の木々も部分が塩害によって枯れてきてしまっている。桜が開花してしまった地域もあるとか。

キャンペーンで当選したエスプレッソマシーンが届いた。エスプレッソが作れるならコーヒーも作れるだろうと安易な考えで応募したものだったが、到着して気づいたのはコーヒーは作れないということ。悲。

友達みんなに聞いて回ったが欲しいという奴はいなかった。笑。2万円相当のモノだからいいものだと思うが、私を含めて友達にもエスプレッソコーヒーをわざわざ自分で作るやつはいない笑。ということ当選してから気づいた。 他の商品にしておけばよかったなあ。

来年度の不動産購入に向けての融資予算が来週の銀行との打ち合わせで確定する模様だ。実績を積み上げてきたから、かなりの融資枠を頂ける模様。 転売としての不動産購入ではなくて、あくまでも企業保有として。 来年は達成しなければならないこと、始めなければならないことがたくさんあるためその補助としての意味合いもある。

雇った社員を成長させることもある。採用したからには最低限の役目が私にある。

私が週2回ほど会計をやらせて頂いている支援企業の資金繰りが今月、来月と最底辺であり非常に厳しい状況である。今までもこういったことはあったが、今月は初めて私も顔から笑顔が消えた。 改めて資金繰りの厳しさを実感する。

カネがないとはここまで気持ちが暗くなるのか。皆がんばっているのに販管費の支払いでギャラや給与が払えない。これは本当に深刻だ。 日繰り対応の資金繰り表を使ってもここまで攻めてくる資金繰りさんにあっぱれだ。

月末の支払いに対する繰り延べ依頼も今月末までに2か月分を熟さなければならない。これは一歩間違えば完全なる資金ショートだ。実際に繰り延べの依頼をする社長さんに今月はこの金額まで繰り延べをお願いしますと、簡単には言えなくなってきた。

それでもその社長さんは嫌な顔一つせず、私に愚痴をこぼすことなく、じっくりと受け止める。私もその社長さんの姿を見てこういった本物を目指そうと実感するのだ。 私が経営する会社だっていつ窮地に立たされるかわからない。

カネが無いと嘆いた時点でその社長は終わりだと考えるのだ。

幸いにも番組制作の企画はまだまだ通せてるので、これが全て実ればまた収穫祭を迎えられる。

ただただその収穫祭を目指して、ひたすらに番組制作の困難さと資金繰りの悪さにじっと耐えている社長さんの姿は勉強になる。ガタガタと口に何でもだす輩とは訳が違うのだ。

そういった姿をスタッフ全員が見て認めているからこそ、この会社のスタッフに腐った奴はいない。これもこれで勉強になる。

人間に対してどう感じるか、どう気づいてあげるかで自分の宿命っていくらでも変えることができるのだと私も自信で湧いてくるのだ。


今日はこの辺で  代表取締役 野呂一哉