千葉県中小企業レスキュー 代表の野呂の再生日記

千葉県の中小企業の事業再生を展開している野呂社長のブログです

月命日に何を思うか

おはようございます。
東日本大震災から昨日で5年11か月です。
昨日の夕方のニュースで、津波に巻き込まれ行方がわからなくなった福島県の各沿岸部にて警察による一斉捜索が行われている様子が映し出された。鹿児島県から来ている警察の方もいらっしゃった。

東日本大震災では、津波に巻き込まれるなどして、福島県内でいまも197人の行方がわからないままであり、警察の方々は、はじめに犠牲になった人たちに祈りをささげていた。
 
私も仏教徒であり、毎月の月命日には手を合わせる。自宅の仏壇には月命日がわかるように日めくりのカレンダーまである。母親、爺ちゃん婆ちゃん、小学校時代の友人、遠方のお墓で眠っているおじさんなど。
 
月命日は毎月必ずおとずれる。その度に涙を流すわけにはいかないが、その故人を思い出すだけで供養になるとその昔祖母に教わった。寂しさを紛らわすため仏壇に向かってお経を唱えている祖母の横に座り、母親の帰りを待つ幼少の頃の私のいい思い出だ。
 
その祖母が故人となり、今は私が受け継いだ。生きていくうえでの私の使命とも思う。
 
石巻市内において、震災後にクシーの運転手さんたちが「幽霊をタクシーに乗せてしまった」という話が後を絶たない。石巻地震と津波によって6000人近い尊い命が失われてしまった場所だ。
 
客として乗車させた人が、目的地に到着するとその姿は無くそこまでのメーター料金は運転手さんの自腹となる。こんなオカルト話を卒論にした女子大生がいてニュースとなった。海外でも評価が高く、当時注目されたらしい。
 
医学的にはPTSDがそれを引き起こしているとの見解もあるらしいのだが。何も知らぬまま津波に飲み込まれて亡くなっていった方々のまだ死にたくない!という最後の念がそれを引き起こしているのかとも思う。
 
まだ遺骨が発見されていない方々の一日でも早い発見を私も祈ろう、災害はこの東京にだって必ずやってくる。
私だって事故で亡くなるかもしれない。その時に、月命日を意識してくださる方がもっともっとたくさんいてくださることを信じたい。
 
月命日には今日も生きて、生かされていると意識したい。今日はこの辺で。
 
 
代表取締役 野呂一哉

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