千葉県中小企業レスキュー 代表の野呂の再生日記

千葉県の中小企業の事業再生を展開している野呂社長のブログです

社長のトリセツ~この世で一番恐ろしいことは気づかない事

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 ウオーキングの途中にコース内の球場で少年野球が行われていた。応援が何気に迫力があって見ごたえがある。ご父兄の皆さんも必死だ、子供より大人が真剣なのがなんとも嬉しい。盛り上がっていた。

有名女優が薬物で逮捕されて一日が経過し、各報道番組はこの女優の昔の映像の垂れ流しで嫌になる日曜日。顔は綺麗で嫌いじゃないが、やはり四流は顔に出る。目つきが悪くとても大女優とは程遠い。皆、顔と体つきに黙れてきたか。 「別に・・・・・」と発言したあたりがピークだったか。 その後は落ちるとこまで落ちて、目上の人間に警護すら使えなくなった。 女優は生意気じゃないと売れないらしいが、生意気とバカは違う。
厚生できるかは知らないが、また二度三度と逮捕されることが予想される。きっとこの人も寂しい人だっただんだろう、テレビでコメントする自分と自宅に帰ってからの本当の自分が懸け離れていることに疲れたのだ。

かわいそうだ。 田代君もスノーボーダー君も一緒、かわいそうである。

私も学生時代の仲間を薬物で失っている。死んではいないが逮捕後は感情が変わってしまい私と酒を呑むこともしなくなった。逮捕される前は酒を呑めば互いの芸術論を熱く語り、喧嘩になって店の人に何度も静止されたことがある。飲みつかれてはそいつの家で眠り、二日酔いで学校へ通っていた生活が懐かしい。

就職して数年後にこいつの自宅付近の不動産売買取引があったので久々に酒でも飲もうと連絡を取ろうしたが携帯にいくら電話をかけても応答がない。 当時はパチプロだったからよく携帯を止められていたので、自宅の留守電にも伝言を残した。 それでも連絡がないからしびれを切らし仕事終わりで自宅へ向かう。

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 ドアを叩いても全く応答なし。その日は諦めて帰宅。

気になって何度も何度も自宅の留守電に伝言を入れるが応答がない。そのうちメモリーがいっぱいになって留守電すら入らなくなった。 次の仕事の休みの日にまた自宅に行っても応答なし、タバコの空き箱に手紙を書いてドアポストに挟んだ。

数か月後、自宅に電話をしたら女性が電話に出る。そいつの母親だった。 手紙を置いてきたこともあって私の名前を憶えていてくれた。 入院したのか?事故か? 気になって聞いてみたが歯切れが悪い。

必ず本人から連絡させるとの一点張り。 その時に悟った、何かで逮捕されたなと。

数か月後に拘置所から出てきて私と落ち合う。覚せい剤で逮捕されて執行猶予で出てきたのだと。幻覚症状が出て自分で110番して逮捕となったらしい。自分の家の周りを警察やパトカーが何十台も囲んで追い込まれる幻覚を見て警察に電話し逮捕された。

恐ろしい。その後、何度かそいつの田舎に行ってご両親からお礼を言われて何度か遊ぶこともあったが徐々に関係は疎遠になり、今は殆ど付き合っていない。 また手を出していないことを祈るが、私を急に避け始めたのも事実。信じてやりたいが。

薬物が憎い、薬物は感情が変わりその人間がそこまで積み上げてきたものを全て破壊するものだ。それでも辞められずに逮捕を何度も繰り返す。 恐ろしい。

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この世で一番恐ろしいことは気づかない事。薬物をやっている人間は気づくことができない、宿泊したホテルに自分が使用した注射器を忘れるほど気づかない。 ただ、やっていない時に気付かなくなることを後押ししてしまうのも薬物。 すべての静止を振り払ってまた手をだす、悪魔の欲望だ。

私も対ヒトの仕事をしている。言葉遣いには慎重になる、もともと銀行で不動實偉業をやっていた癖もあってあまり丁寧にならない程度に言葉を選ぶ。でもそうでない人間もいる。頭に出てきたフレーズをそのまま口にする輩もいる、またそういった輩に付いて行ってしまう人間もいる。残念で仕方ない、こちらも一緒にいて嫌な気持ちになる。

今の小学校教育がどうなのかは知らないが、話し方、話の聞き方、脱税の怖さ、薬物の怖さと薬物知識を取り入れたらどうだろうか。 どうせ話せない結果がわかっている英会話よりよっぽど人間が強くなる気がしてならない。

レモネードコンサルティングス株式会社
代表取締役 野呂一哉

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野呂一哉 幻冬舎インタビューサイト 
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