社長不動産のトリセツ~リースバックの極意
おはようございます。夜はなかなかの極寒です、まだまだ寒い日が近づきますが年度末に向けて最後の力を振り絞りたいところです。
土曜日の夜は中学校の同窓会が地元で行われまして、参加させていただきました。皆40歳となり、数多くの経験をして角が取れて笑、逆に角が増しているような人もいて、なかなか喜怒哀楽の激しい飲み会でしたね。
子供が今年で大学入学となる夫婦がいるが年間200万円もの学費が必要となる学校へ入学させるとか。いやあすごいなあ。
20歳で結婚をしてそのまま地元の新聞店に入り最初は朝夕と新聞配りをしていた男だけれども、いつのまにか経営者となり今では月収が100万円ですと。大学生時代に私が朝まで夜遊びをして朝帰りに地元に帰るとこいつはいつでも汗だくで新聞を配っていたっけ。
30歳までは完全に差を付けられたいたなと考えていたけれども、今やっと対等かな笑。
ここのところリースバック案件が顕著だ。何としてでも住み続けたい、手放したくないという方々だ。不動産仲介会社の交渉によって所有権を一時的に不動産投資会社へ移転する。
移転した時点で自分のものではなくなるから、賃料を払って住み続ける。数年後に身内で買い戻してめでたしめでたしという話なのだが。
リースバックを依頼する前の極意とチェック項目をここに書きます。
1.リースバックは賃料を支払い続ければ済み続けられるという考え方ですが、投資家に対して新たに物件価格+購入諸費用+購入の仲介をする不動産会社に支払う仲介手数料の3つについて新たに借金をすることの認識が必要。
2.その借金全額に対して10%~15%の高利での借金となること
3.賃料の支払いは投資家が捻出した物件価格+購入諸費用+仲介会社に支払った仲介手数料の総合計金額×10%÷12か月が毎月の支払額。これに固定資産税の年額の1/12、マンションであれば管理費修繕費が乗ってくる。 毎月の支払いは決して安くない。
4.基本的には投資家さんへ所有権移転をする際に必ず、買い戻す際の特約付きで契約をする。ここは要チェックです。ここで買い戻しの特約を付けずに手放すと投資家さんの言いなりになるしかない笑
手放す際に誰で買い戻すのかを計画しておくこと。 可能であれば不動産業者に所有権移転をすることは避ける。業者は会社であり、会社の経営は船と同じだ。順調な時にはリースバックでお金を増やすことを模索するが雨と嵐がやってきたときにはその大事な資産を売り払われしまうかもしれない。
5.リースバックを依頼する不動産仲介業者はできれば資産処分を得意とする不動産仲介業者には任せてはいけない。対象物件が自宅などではなく事業用の工場や店舗、倉庫などなどであれば尚更です。
会社の中身を見てくれて、何年後に買い戻せるのかそのエビデンスを示してくれる会社がベターです。
本当にそのリースバックが必要なのか?ただ住み続けたいで始められるほど生易しいものではなないのです。
リースバック後に無理な賃料設定をして二次破綻を引き起こしたサラリーマン世帯や企業経営者をなんども見てきた。投資家や投資業者、不動産業者に一度所有権移転をしてしまえば、もうあなたのものではなくなるのです。
不動産仲介業者の売り上げは仲介手数料がメインです。そのあとも会社の経営状況を見ながらアドバイスをくれる仲介業者にリースバックは任せるべきだ。
慎重にいきましょう。 今日はこの辺で。
今日はこの辺で 代表取締役 野呂一哉
社長のトリセツ~AIに負けない人間のわびさび
おはようございます。いよいよ今夜にも日本のメダルが見れるだろうか、一つぐらいそろそろ欲しいものです。
それにしたって東北、北陸方面は雪がものすごいらしく。それにしたって雪国の人が顔が青ざめるのだから、異常なのでしょう。
それにしたって日本のためにメダルを!
AIが日本のエリートを失業に追い込むという記事がここのところ目立ちます。元々エリートじゃない人たちがエリート扱いされていただけのように私は思うのだが。笑
弁護士 税理士 司法書士、公認会計士などの士業の方々、侍と呼ばれる方々ですね。あとは銀行員の方たち。資格の取得と入行しただけで勝ち組だと勘違いした方でしょうか。
理想と現実にはかけ離れたギャップが生じる。同じような学歴とスキルの人たちだからそこから一段上に行くのは本当に大変なこと。
それでも間違っていない!俺はこの道で行くのだと突き進んでしまうからAIに負けてしまうので。それにしたって士業さんも行員さんも数が多すぎる。数が多すぎるからAIを理由に退職してもらいますよという大義名分としか思えない。
AIってそんなにすごいか? 所詮、ヒトが作ったものだし笑
いつだって人間とわびさび、毎回同じことをしていないから私なんてなんとも思えないのだけれど。
それでも先生と呼ばれる私は勝ち組か? いやまだですね笑
ヒトと同じ事をやっても食えない時代がやってくることはどうやら現実となるらしい。
だったら会社じゃなくて自分で勝負する時代なのだと信じ切って毎日を生きるしかない。
人生と宿命にミラクルはないのです。
代表取締役 野呂一哉
社長不動産のトリセツ~時代に合わせるか時代に乗ってしまうか
平昌オリンピックが始めって一日半、メダルが期待されている日本選手もいたけれども、世の中そんなに甘くはない。まだまだ出場できる種目はあるので最後までよろしく。
アパートローンの大原則が騒がれて早一か月、事実だが建てる人がいない時に本物は建てるのだ。初めて建てる人では難しいけれども銀行との固いパイプを育ててきた大投資家は人がやらないときに実行して周りの人間が夢中になっているときはその現状をじっと見つめているものだ。
うらやましい話です。
今年の夏あたりから不動産市況が悪くなると騒がれている。物件を購入する人が減って市況が悪化するという。ほぼマスコミのデタラメ報道と何も予測できない経済アナリストの責任なのだが笑
こういった市況に敏感に反応しようとする不動産業者も多い。時代の逆を張って次の市況で利益を上げる方々だ。しかしながら同じようなことをする業者も多いから安くは買えない。不動産て怖いものだ。
それと同時に今までの各種パイプを頼りにオンリーワンの情報を掴もうとする本物も出てくる。
こういった方々が次の不動産好景気に笑うのだ。私もこの機会を狙っている一人だが世の中そんなに甘くない。
ビットコインやコインチェックなども最初に情報をもらって安く買っている人が笑っている。リスクを覚悟でポン!とジャッジできた人々。これはこれですごい人たちだ。
CM始まった時点で餌にされていることを忘れないように。
オンリーワンの情報を必ずつかむ方法、私の2018年の課題はこれです。
世界一大変な飲食店オーナーさん
プロだからこそビジネスに感情を入れる。
任意売却業者と不動産業者
おはようございます。今日も元気にいきましょう。今日は板橋区内の支援先へ定期訪問と夕方は社内にて溜まるにたまった事務作業です。
さて、時折、お付き合いのある業者さんや数多くの不動産業者と付き合いのある司法書士さんから聞かれることがある。任意売却専門業者と普通の不動産業者の違いって何ですか?普通の業者でも任意売却はできるでしょう?と聞かれることが多いです。
その通りだ。違いは何もないです。任売業者であっても普通の業者でも一緒だ。同じ不動産業者に変わりはない。
任意売却だけを扱うか、街中の地域密着型の不動産業者であるかの違いだけだ。
契約をしてお引渡しをして成功報酬を得ル仲介手数料がこれらの会社の売上となる。つまり、契約して買主様に所有権を移転できないとお金はもらえない。成功報酬ですからね。
任意売却専門業者のホームページには普通の資産処分を得意とする不動産業者を批判する内容が多い。誹謗中傷ととれるような文句を記載している業者もある。
しかしながら嘘が書かれている時もあるから残念な気持ちになる時もある。
資産処分を得意とする業者(TVCMでおなじみの大手仲介業者から街中の不動産業者までがこの部類に入る)では任意売却はできない・・・・・失礼な話であり、これは大ウソだ。
集客するためのひとつの謳い文句ととって構わないが、大手の仲介業者でも任意売却は可能だ。
もちろん、経験の差はあるだろうが任意売却に必要なのは経験ではない。
絶対に金融機関の言いなりにならない鉄のハートだ。喧嘩する度胸があるかどうかの違い。つまり、仲介手数料目当ての任意売却業者に債務者(お客さんである売主)のための任意売却活動はできない。やれたとしても住宅ローン案件が精一杯。
中小企業の再生を中心としたスキームの中で不動産の動きというのは切っても切れないので、当社は宅建免許を取得している。債権者との交渉にも充分に時間をかけて、どのスキームが一番当社の支援先にとってベターかを常に考えて実行する。
例えば債務者が高齢で短期間での引っ越し作業等が困難な場合には、任意売却を断念して競売開始決定がされても競売開札されるまで住み続けて、その後は安い公団へ移りましょうとご提案させて頂くときもある。(地域によっては競売で自宅を失った方のために優先で入居ができる仕組みをもつ公団がある) だから、私は担当させて頂く物件のエリアにどのような公団があるか常に調査をする。
自分の営業数字を視野に入れた任意売却活動は私にとってみれば非常に恐ろしいことだ。
私が債務者だったら住宅ローンの任意売却は大手の仲介屋さんに任せる。コンプライアンスもきちんとしているし、安心して任せられるからだ。
しかしながら企業所有や社長さん所有の不動産の売却となるとこうはいかない。売却して終わりではなく、売却して事業再生というスキームが始まることが多い。売却して、会社の資産状況を再確認して銀行担当者とのやり取りが開始される。毎月の試算表のチェックと当社で作成させて頂いた入出金ベースの資金繰り表を照らし合わせながら社長さんと経理担当者さん、税理士さんと打ち合わせをする。
正直言ってここが一番大事な時である。決算目標までにやらなければいけないことを毎月確認して実行に移せるものからやり始める。
地道な作業です。
私も10年前は数字を知らない不動産屋だった。この事業再生と言う仕事に出会い数字を知らないと何もできないことを痛感し体で覚えた。
うちの会社もこの8月で7期目となる。それにしてもまだまだ破産する企業さんが後を絶たない、今年は例年にも増して相談件数が上がっている。
日経平均株価ってアテにならない今日の現実。
今日はこの辺で。
代表取締役 野呂一哉
手離したくないからリースバック、もうちょっと考えて
代表取締役 野呂一哉