資金繰りを制する者は会社経営を制す
資金繰りを制する者は会社経営を制す
こんにちは。昨日は東京などの関東圏も今年一番の暑さとなりました。今日も暑いですね。昨日は千葉県高校野球大会の決勝が行われ、専修大学松戸高校が甲子園初出場を決めました。私もテレビで見ていて、本当に感動しました。
おしくも敗れてしまった習志野高校に身内がおりますので習志野に勝ってもらいたかったですが勝負の世界、甲子園出場を決めた専修大学松戸高校にはがんばっていただきたいです。
決勝戦が終わり、千葉市内の先祖のお墓参りに行きました。ここのところカンカン照りが続いていたので、墓地内に植えている草花に水をあげることが目的です。樒(しきみ)という綺麗な緑の葉っぱを一年中つけている香木です。
基本的には非常に強い木なので、水を意識的にあげなくても良いのですが、さすがのこのカンカン照りですと心配になります。ものすごく元気でしたけどね。
この暑さで霊園内には私しかおりませんでしたが、お盆の季節になりますと賑やかになります。
さて、資金繰りの状況について皆さんいかがでしょうか。資金繰りが苦しいと当社を訪れる社長さんが後を絶ちませんが、ご来社される社長さんの中で圧倒的に多いのが入金と支払いが集中する月末だけで資金繰りを組もうとしている会社さんが非常に多いことに驚かされます。
つまり資金繰りの状況にフォーカスをあてるのが月末だけという会社さんが多いです。順調に売上を伸ばしていて、支払いに困っていない会社さんであればこれで大丈夫なのですが。
資金繰りのパズルを組み立てるとなると、組まずに月末を迎えた時点で既にゲームオーバーです。手書きの帳簿に綺麗に細く現金出納を記載されている会社さん、多数いらっしゃいます。だけど、合計額が一週間に一度しか計算されていない。非常に残念です。
資金繰りは遅くとも20日前に把握していなければなりません。社員さんの住民税の支払いを済ませたあたりから徐々に月末の支払いを管理していく。
月末の時点でいくら入金されて、いくら支払うのか、いくら残って来月の月中をショートさせずに管理するか。できていますか?
商店や飲食店をされている会社さんであれば、入金の予定は組みづらいと思いますが、それでも前年比、前月比の数字を仮で把握していくことも得策かと思います。
資金繰りを制する者は会社経営を制す、おわかり頂けますか? 売上を上げれば経営は成り立つということはもう立派な死語ですね。
今日はこの辺で。
代表取締役 野呂一哉